大きくなあ~れ! パパ・ママ相談室 ②
2010年02月24日(水)更新
回答者 本多 淑子さん
ほんだ・としこ 臨床心理士。
相談受け付け中
本欄では、子育て中のパパ・ママの相談を随時、受け付けています。紙面上で本多さんがお答えします。
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会話増やして言葉豊かに
Q もうすぐ2歳になりますが、1歳を過ぎたころに「マンマ」という言葉を言うようになって以降、言葉が伸びません。ちょっとした単語は口にしますが、心配です。
A 言葉は子どもの発達の大きな目安になります。この場合だと、お子さんがこちらの言っていることを理解できているなら、心配はいりません。例えばミカンを前にして「このミカンをパパに渡して」と話し掛け、その通りの行為ができるなら大丈夫です。
もしそうでないなら、積極的な話し掛けを増やしてください。「お花きれいね」「子犬かわいいね」など、日常的な会話を豊かにする心掛けが大切です。また、こうした「きれい」「かわいい」といった表現を親子で交わすことが、言葉への興味につながり、「言葉の貯金」となり、表現力や言葉力も培われるようになるはずです。ただ、最初に示したように、言葉は発達の大きな目安です。不安を感じたら、保健所などへ早めに相談することも大切です。
絵本活用し読み聞かせを
Q 日常会話は大切だと思っているのですが、夫婦とも無口な方で、日常会話もあまり活発でないと感じています。子どもへの声掛けがうまくいっていない気がして不安です。
A そうしたときには、絵本を活用してみましょう。絵本を親子で見ながら読み聞かせれば、子どもの興味関心も高まり、言葉を覚えるいいきっかけになります。また、会話をするときには必ず、子どもと目を合わせることが大切です。聞いてくれる人の存在を感じさせることが、子ども側の話したい気持ちを育て、言葉で表現することにつながります。
赤ちゃん返り大目に見て
Q 5歳になる男の子ですが、昨年に妹が生まれたところ、やきもちからか「赤ちゃん返り」が始まり、ぐずったり甘えたりするようになり、困っています。
A 「赤ちゃん返り」は、それもまた自分が「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になる準備段階」ととらえましょう。「お兄ちゃんになったのだから」と言って、「いい子」を要求するのではなく、大目に見ることも必要です。「抱っこしてほしい」をいう気持ちが分かったなら抱っこしてあげて、「お兄ちゃんのことも大事にしている」ことを、きちんと伝えましょう。
また、妹さんの世話をするときに、お兄ちゃんを横に居させて、一緒に世話をする形をとるようにするもいいでしょう。「赤ちゃんってかわいい」「ぼくが妹を守ってあげたい」という優しい気持ちを芽生えさせれば、自然にお兄ちゃんらしくなっていきます。そのときには「お兄ちゃん、えらいね」「やっぱりお兄ちゃんだね」とほめてあげてくださいね。
感情ぶつけてしからない
Q 最近、自我が芽生え、何にでも興味を示す一方で、いたずらが過ぎたり危ないことをしたりすることが多く、つい大きな声できつくしかってしまいます。後になって、しかり方がまずかったのでは、と考えてしまうこともあるのですが…。
A 一番いけないしかり方は、感情をそのままぶつけることです。しかるときには、「なぜいけないのか」をきちんと理解させることが大切です。それが「しつけ」です。感情が先走りそうなときには、まず自分が水を1杯飲むとか、一拍おいて心を落ち着かせることです。また母親と父親の役割分担も重要です。例えば、お母さんがしかった理由をお父さんがきちんと説明するなどして、理解を促しましょう。