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読みもの

2011年01月28日(金)更新

死にたい老人       木谷 恭介/著 


 ◆著者プロフィル
  こたに・きょうすけ 昭和2年、大阪府生まれ。ルポライターを経て、ラジオ番組「小沢昭一的こころ」の台本を執筆。第1回小説クラブ新人賞受賞後、作家生活に入り、推理小説、特に旅情ミステリーに専念。「宮之原警部シリーズ」で多くの読者を獲得した。
 タイトルを見て、手に取っていました。
  作家・木谷恭介の名前は知っていましたが、小説を読んだ記憶がありません。若い人は知らない方が多いと思います。それなのに、すぐに購入していたのは、裏表紙紹介の死・老人・絶食というキーワードに惹(ひ)かれたのでしょう。
  驚くほど頭のしっかりした83歳の老人作家が、いよいよ深みのある作品を書こうと思っても体力が続かず、これも驚くほど現役だったらしいが、ある日女性の相手ができなくなる。
  そして。断食死を決意し、実行します。詳しい身体状態の記録の中、東日本大震災、福島原発事故の報道もテレビで見ます。衰えた状態の中、鋭い批判、感想も。
 しかし、固い意志をもって臨んだ断食決死はどうなったのか――。(幻冬舎新書刊・882円)
↑紹介者・山田 幸夫さん (ヤマニ書房本店勤務)

  


  


住み開き 家から始めるコミュニティ   アサダワタル/著


 「住み開き(すみびらき)」とは、個人住宅をちょっとだけ開くことで、金でも血縁でも地縁でも会社の縁でもない「第三の縁=小さなコミュニティ」が結ばれること。無縁社会が叫ばれる今、お金に還元されない役割を果たしている、こんな空間が存在する。本書では東京と大阪を中心に全31カ所の事例を紹介している。(筑摩書房・1575円)


 


 


 


ネオカル日和   辻村 深月/著


 人気ミステリー作家が独断と偏見で選んだ日本の今を象徴するおもしろいもの、かわいいもの、おいしいもの、変なもの。それを「ネオカルチャー」と呼ぶ。ネオカルに焦点を当て、興味のおもむくまま、今日の気分のままに書きためた30編のエッセーとルポ10編。大好きな理由がマニアックに、キュートにつづらている。(毎日新聞社・1470円) 


 





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