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常磐亭ハワイの だから落語は面白い!

2016年06月13日(月)更新
常磐亭ハワイ

八十一席目「青菜」


*梅雨*


アロハ~、常磐亭ハワイでございます。じっとりとした季節になりました。

連日、うっとうしいニュースが流れています。政治資金とは政治家が自由に家族旅行などに使うものだと気づかされました。 それって税金も入ってますよね?   夏の暑い盛りに植木屋の八五郎が、お屋敷の植木の手入れをしていた。 「たいそうご精が出るねえ、まあこちらでひと休みしては」と、旦那さまから声をかけられ、縁側に腰をかける。 すると「ところで、植木屋さん、ご酒をおあがりか?」と聞かれ、酒好きの八五郎は大喜びでごちそうになる、酒のつまみにとコイのあらいも出てきて、うまいうまいと平らげた。 「植木屋さん、あなたは菜はお好きかい?」 「菜っ葉ですかい、大好物で」 旦那さまが「奥や、植木屋さんに菜を出してください」と声をかけると、奥さまが次の間から出てきて、「旦那さま、鞍馬山から牛若丸が出まして、その名は九郎判官」という。 すると旦那さまは「では、義経にしておけ」。 八五郎は、誰か来たのかと勘違いし、訳を聞くと、菜は食べて無くなっていることを客前で言うのはみっともないので、『菜を食べた』を『名(菜)は九郎(食らう)判官』『よしとけ』を『義経』と、しゃれて言っていたのだ。 すっかり感心した八五郎。早速、自宅でもやってみようと、大急ぎで家に帰ると、夕飯のイワシを焼いていた女房を説き伏せて、暑い押し入れに押し込み、通りかかった大工の熊さんを家に引き入れ、「ところで、植木屋さんご酒はおあがりか?」と声をかけた。 「なに言ってんだ?おれは大工だぞ、植木屋はおまえだろ」という熊さんに、燗(かん)冷ましのまずい酒を飲ませ、コイのあらいだといって、イワシを出した。  そして、いよいよ「植木屋さん、菜はお好きかい?」と聞く。 すると熊さん、「冗談じゃねえ、あんなものは大嫌いだ」。 肝心なところでつまずいた八五郎は「頼むから食べると言ってくれ」と、涙を流すと、「わかったよ、じゃあ食うよ」。 「奥や、菜を出しておくれ」 押し入れから汗だくになった女房が出てきて、熊さんびっくり。 「旦那さま…鞍馬山から牛若丸が出でまして、その名を九郎判官義経」 「えっ、義経?う~ん、じゃあ、弁慶にしておけ」 舛添都知事、もう義経なのであります。 おあとがよろしいようで…。

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