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ゴーン会長逮捕 本市の日産いわき工場、一夜明け 従業員に困惑、不安広がる

2018年11月20日(火)更新
日産自動車(本社・神奈川県横浜市)代表取締役会長のカルロス・ゴーン容疑者が、金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、一夜明けた20日、同社のエンジン工場を持つ本市では、関心を持って事件の動向を見守る市民も少なくない。同社は社会問題となった無資格検査に続き、今年6月には外国人技能実習生に実習計画外の作業をさせていたことが明るみとなったばかり。相次ぐ問題発覚に日産ブランドやいわき工場への悪影響を懸念する声も上がっている。 同社では昨夜、ゴーン容疑者と代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者を巡る不正行為についての内部調査の結果を発表。両容疑者の逮捕を受けて西川(さいかわ)広人社長が本社で記者会見を行い、謝罪とともに問題発覚に至る経緯や22日にも取締役会を開催して解職を提案、今後専門家を入れた第三者委員会を立ち上げることなどを語った。 泉町下川のいわき工場(前岡輝繁工場長)では今回の逮捕劇は〝寝耳に水〟だったようで、一夜明けた20日午前、本紙の取材に対し「あまりに急でわれわれも何も聞いていない。まったく概要が分からず、報道で逮捕を知った者も多い」と困惑した声でコメント。ゴーン容疑者は社長兼最高経営責任者(CEO)当時、震災後に甚大な被害を受けた同工場を幾度も訪れてはいわきからの工場撤退を否定、「いわき市の復興に向け、運命共同体として共に頑張りたい」と従業員を激励した経緯があっただけに、気落ちする従業員も少なくなく、30代の男性は「彼は(われわれにとって)ヒーローだった。何があったか分からないが、ただ残念です」、10代の男性は「影響がないわけではない。どうなるか不安だ」と不安げな表情を浮かべていた。 一方、ユーザーたちの声はさまざまで、父の代から2代続く日産ユーザーの会社員女性(40)は「以前の問題発覚後、販売店を訪れた際、まったく店員から謝罪の言葉がなかった。対応についても疑問が多く『体質』なのかな。こう続くと(他のメーカーへの買い替え)も考えざるを得ない」と残念がり、免許取得後40年以上日産ユーザーという自営業の女性(65)は「震災後、ゴーンさんは私財を被災地支援に贈ったとも聞いている。世界的に影響のある方なので今回の件が事実なら残念。日産以外の車は考えられないので頑張ってほしい」と奮起を期待した。

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