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大熊・遍照寺の半谷さん(四倉町)僧衣での妙技で問題提起を

2019年01月17日(木)更新
福井県警が昨年9月、僧衣を着て軽自動車を運転した僧侶に対し、運転に支障をきたすとして、交通反則切符(青切符)を切ったのを端に、全国の僧侶が僧衣が動きやすい服装であると、短文投稿サイト「ツイッター」に、ジャグリングや縄跳びなどの動画を投稿していることが話題となっている。キーワードは「#僧衣でできるもん」。大熊町の真言宗豊山派神光山遍照寺の副住職・半谷哲也さん(30)=四倉町=もその一人だ。 摘発に当たって、福井県警では同県道路交通法施行細則を基に、両足が動かしにくい点を理由の一つに挙げている。一方で、僧衣での運転が全て違反になるわけではないとの見解も示しており、現場の独断で切符が切られるのが現状のよう。 福島県の道路交通規則にも似た条文があるが、いわき中央署の担当者は「危ないかどうかは確認した警察官の判断によるが、僧衣での運転で切符を切ることはない」としている。 遍照寺は東電福島第一原発事故に伴い、現在は広野町に移転している。檀家(だんか)は県内外に散り散りとなっており、お盆の時期になると、文字通り分単位での移動となる。安全運転は第一と強調した上で、半谷さんは「運転の度に僧衣を着替えるのは現実的ではない」と指摘する。 半谷さんは大学時代からジャグリングを始め、副住職としての業務の傍ら、郡山市のマジックバーに立つ腕前を持つ。デビルスティックと呼ばれる棒を使った技が得意で、昨年12月にアップロードした動画は110万回以上の再生数を誇る。
■警察に対する反発や全面的な抗議ではない 「楽しい動画を見てもらうことで、いろいろな人に問題の裏側を知ってほしい」と半谷さん。動画は全国ニュースでも取り上げられたほか、米国のニュースチャンネル「CNN」からも取材された。ただ本人が意図するところとして、警察の取り締まりに強い不満を持っている訳ではないという。 半谷さんは「普段は僧衣で、デビルスティックはやりません。予想以上の反響ですね」と笑った。動画はhttps://twitter.com/detteiu1109 で視聴可。

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