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片隅抄

2022.08.03

2022年08月03日(水)更新
広島(6日)、長崎(9日)の原爆忌に続き、15日は終戦記念日。今月はお盆と重なり祈りの月だ▼8月に入ると「8月ジャーナリズム」と揶揄されながらも、テレビ、新聞はこぞって戦争をテーマにした特番や特集記事を組む。先日、本屋で雑誌を見ていると、空襲で一面焼け野原の東京、原爆投下後の広島、長崎を映した写真が目に飛び込んできた▼11年前、これと同じような光景を目にしたことがある。東日本大震災で津波で建物が流され、その後の火災で焦土と化した久之浜の町。まさに戦争によって荒廃した日本の姿そのものだった。戦後77年、日本は目覚ましい復興を遂げ、あの戦争ですらも歴史の1コマになりつつある▼記憶は風化する。それ自体を否定するつもりはないが、世の中には忘れていいものとそうでないものがある。すべてを灰にし多くの命が失われた戦争。今も大震災で傷ついた心を引きずる被災地の人たち。どちらも忘れてはならないものだ。
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