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片隅抄

2022.01.14

2022年01月14日(金)更新
最近の本紙面に「2年ぶり」の文字が目立つ。当初は軽く考えていた新型コロナウイルスだったが、日本国内の感染症拡大は燎原の火のごとく、瞬く間に広がり一時の小康状態から現在にいたる▼この間、いわき市内に限っても人が集まる多くの行事、催しが中止や延期を強いられた。昨年10月中旬から新規陽性者ゼロが続いたことからまる1年間のブランクを経て、いくつかのイベントが実施された▼このうち、平沼ノ内地区「水祝儀」が行われ、取材に足を運んだ。これまで見る機会がなかっただけに以前から気になっていた。厳かな神事のあと、新婚の花婿3人がじらされるまま土俵の上でじっと待つ。寒風にさらされる姿に同情した▼桶を担ぐ青年会の4人は、あちこちで水をこぼしながら約30分かけ足、腰、頭の順に冷水を浴びせていく。洗礼を受けた1人は「人生で一番つらかった」と声を震わせたが、伝統行事を継承していく覚悟が伝わってきた。
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