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片隅抄

2021.2.13

2021年02月13日(土)更新
東日本大震災から10年に当たる2021年にはもう1つ、節目になる出来事がある▼皇太子だった当時の上皇さまが、美智子さまと小名浜港で開かれた「放魚祭」ご出席のため、1961年6月に来市されてから60年の節目に当たる▼この機会に皇室といわき市――ことに『ヤマユリ』を介したご夫妻と小川小戸渡分校の子供たちとの心温まるエピソードを風化させないようにと、昨年は当時の詳しい様子を知る数少ない関係者の1人、元分校主任古山一郎さんの手記を連載した。分校が休校になって20年。校舎をイベントで利用していた人たちが原発事故の影響で去ってから10年になる▼美智子さまから贈られた新美南吉の絵本は小学校の金庫に厳重に保管されたまま。老朽化が目立つ校舎に取り残された皇室関係の資料もまたホコリを被ったまま。60年、20年、10年の節目の今年、地元小川町や分校OBから何か動きがあればいいのだが…。風化されてしまわないうちに。
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