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片隅抄

2021.11.12

2021年11月12日(金)更新
先日、小川町の市立草野心平記念文学館で第44回吉野せい賞表彰式が行われた。4年ぶりに正賞が決まったこともあり、受賞者の顔ぶれなどに華やかさを感じた▼関係者のあいさつで「第1回受賞式の田畑さん以来、過去市長の出席はありませんでした」と足を運んだ就任2カ月の内田市長を歓迎した。歴代が公務多忙を理由にしたのかは不明だが、静かな笑いを誘った▼式後の記念講演会では、女優秋吉久美子さんが講師を務めた。せいの各作品をプロジェクターに投影、自身の思いを能弁に語るなど、せいの生き方、感性の鋭さに傾倒し、「吉野せいを生んだ、いわきの文学的土壌に誇りを持って」と結んだ▼さて、延期されていたせいの半生をつづった『洟をたらした神』の上映会、主演樫山文枝さんのトークショーが来月26日、いわきPITで開かれる。一度見たが、夫三野混沌と友人猪狩満直が言葉を交わす場面が印象的だった。定員に若干空きがあるという。
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