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片隅抄

2021.1.12

2021年01月12日(火)更新
大河ドラマ「麒麟(きりん)が来る」も大詰め。明智光秀の謀反は怨恨説が長らく有力だったが、資料は後の編さん物が根拠のため否定的な見解が多い。物語では道を踏み外した信長を打ち、世を正そうという正義感が本能寺に至ったと見るが、果たして▼かつて本市にちなむ大河の候補者について意見を交わした。「棚倉藩初代藩主の立花宗茂は。関ケ原で負けたが、大名に返り咲いた劇的な生き様だ」。――宗茂の世、勿来の窪田は窪田藩が治めた。第一、宗茂は江戸に詰め関わりは薄い、と知人▼本市では磐城平城の本丸御殿跡から貴重な遺構が見つかり、史跡指定に向けた機運はこれまでになく高まっている。先日の城跡公園整備計画の見直しは専門、愛好家にとって朗報となった▼大河は現実的でないが、城跡を10万石の城下町を象徴する場所に醸成することでまちづくりは一変する。誰しもが郷土史を誇りにできるような古里となるよう、納得いく整備がなされることを願う。
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