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片隅抄

2021.09.06

2021年09月06日(月)更新
「個人を超えて、自分の選挙区を超えて、日本国を超えて、世界的なスケールでの『人類の幸福』こそが我々政治家の取り組むべき最大の命題なのだ」。島耕作シリーズで有名な漫画家の弘兼憲史氏が政界を描いた漫画「加地隆介の議」(講談社)で作中、政治家の父とその後継者と目された兄の死を受け、政治の道に進んだ加地の父親の遺書に、こんな言葉が出てくる▼加地は商社マンから議員、新党党首、そして首相に上り詰めた。菅総理がコロナ対策に迷走したあげく、退陣を表明。総裁選への出馬も見送った。次の日本のリーダーは加地のように、信念をもって、国政をまとめる政治家に託したい▼5日に投開票が行われたいわき市長選で新人の内田広之氏が初当選した。25年勤めた文科省役人の安定を捨て、古里いわきのために立ち上がった▼喫緊の課題となるコロナ対策など課題は山積している。市政の舵取りを任された新たなリーダーの今後に注目したい。
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