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片隅抄

2021.06.26

2021年06月26日(土)更新
小さな田園地帯にあるわが集落ではここ数年、少子高齢化が顕著になって、〝リーダー〟である60~70代の中高年たちが「さてどうしたものか…」と頭を抱えている▼集落では農政部という組織をつくって水利や土壌、農道などを共同管理しているが、泥上げや道路修繕、草刈りなど顔ぶれが変わらないから肉体労働が年々きつくなっている。現メンバー以外の後継者は皆無で、将来に不安を残している▼消防団もそう。こちらは一世代若い人たちだが、定員に満たない中で火災や水害時の活動や予防に苦慮している。人が入らなくなった共有山林に至っては書類に先々代の名前が今も残っている有様で、当然ながら境界線も曖昧になっている▼こんなことも気になっている。例えば、庚申様やお山じまいといった古くから伝わる農事の祭礼のしきたり、めでたい席で披露する謡、祭礼で演奏する篠笛などこちらも後継者に事欠く状況にある。このままでは自然消滅するだけだ。
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