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片隅抄

2020.9.23

2020年09月23日(水)更新
大衆魚の代表と言われるサンマだが、近年は記録的な不漁続きで高値傾向にある▼サンマ漁が本格化するに従って、値段も安くはなってきたが、それでも例年と比べると高い。サンマの高値は漁獲量の激減による。原因は海水温が上昇し、日本近海へのサンマの来遊が減少しているからだ。他にも台湾や中国の漁船が公海上での乱獲も理由に挙げられる▼サンマ漁の不振はいわきの水産業を直撃。原発事故による海洋汚染で沿岸漁業が苦境にあえぐ中、サンマ漁で生計を立てる漁業関係者にとっては死活問題。水産業はいわきの経済を支える太い柱の一つだけに行政はじめ、経済界にとっては頭の痛いたいところだ▼サンマ漁は12月まで続く。まだ先が長いだけに一転して豊漁に転じることもある。そうなることを願いたい。その一方で毎年おいしいサンマを味わうためには、地球温暖化による海水温上昇や、資源の保護について国際的な取り決めをする時期にきている。
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