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片隅抄

2020.3.24

2020年03月24日(火)更新
江戸っ子の熊さんはきっと嘆くだろうね。「ったく、近ごろの神輿(みこし)といい、今度の聖火といい、何かってぇとトラックで運びやがって! ああいうのは、大勢の人の手で運ぶことに意義があるんじゃねえのかい?」▼東京五輪が一気に順延に傾いてきた。新型コロナの世界的感染がいまだ拡大する中、夏の開催など、本音でいえば誰だって無理だと思っている。バッハ会長も森会長も山下会長も安倍首相も小池都知事も、奥歯にモノが挟まった言い方を繰り返すのはカネがかかっているからだ▼責任ある彼らのうち誰かが「順延だ!」と提案すれば、言い出しっぺとして泥をかぶることになる。そんなことは御免蒙(こうむり)たい。聖火ランナーはもちろん、選手や国民の落胆より、スポンサーへの損失補てんをどうするかに頭を痛めているのではないか▼「やめなやめな! 車に載せたうえトーチでなくランタンで運ぶんだったら、焼き芋屋のトラックの方がまだ気が利いてらぁ」
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