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片隅抄

2020.11.21

2020年11月21日(土)更新
市議会各会派による市長への来年度予算要望書の提出が行われている。その中で「総合博物館構想の構築」という記事が目に入った▼市内では美術・文学・歴史・考古・化石などの施設が整備されている一方、アクアマリンふくしまを除けば、科学的な分野を含む博物館がないことの不備をこの欄で何度も指摘してきた▼モノを知らないというのは、いたずらに不安を煽るのと同時に油断に陥りやすい。東日本大震災では巨大津波の恐ろしさや放射能のことをあまりに知らなさすぎた。それが避難の遅れや根拠のないうわさの拡散につながった。汚染水の海洋放出や新型コロナ感染症も知らないことが多すぎる。これから開発が進むであろうエネルギーや宇宙について学ぶ場もまた皆無だ▼「巨大地震展」や「放射能の真実」といった企画展を開いたり、学芸員がいて疑問に答えてくれる場が必要ではなかったか? 自然科学の分野が含まれる博物館をぜひともいわき市に。
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