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片隅抄

2020.1.25

2020年01月25日(土)更新
天皇陛下がとうとう自分よりも年下になった。昭和天皇のイメージが強いので、逆に自分が老境に入ったことを実感させられる▼市長や警察署長、校長先生も年下である。昨日は磐城高校野球部センバツ出場決定の現場で取材をした。阿部武彦校長も木村保監督も、自分より年下とは思えない貫禄の持ち主だ。が、阿部校長が選手たちに出場報告をするとき言葉に詰まり、木村監督があふれる涙を抑えられない気持ちは痛いほどわかる▼うれし涙、感動の涙を流す――あなたは最近、ありますか? 年のせいか、映画を見てよくもらい泣きをするのだが、自分のことで泣くことはなくなった▼木村監督は「泣き虫監督」だ。というと、高校ラグビーの名門・伏見工業(現京都工学院)の山口良治さんを思い出す。損得勘定なしで指導にひたむきで、時には厳しく優しく選手に寄り添う。うれし涙を流す監督をカメラのファインダー越しに見ながら羨ましく、もらい泣きしてしまった。
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