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片隅抄

2019.11.28

2019年11月28日(木)更新
大学での専攻は、放送技術。テレビカメラの操作や録音技術習得などの実習が主な内容だが、演出論も必修で学んだ▼そこで教わったことで印象に残っていることがある。ドラマの基本、根底にあるものは「愛」だ。それを抜きにして演出は成り立たない。と言うものだった。ドラマにはテーマがあり、必ずなんらかの形で愛がある。それをどう演出するかにかかっているということだ▼先日、DVDで、「北の国から」のスペシャル版を見た。大好きなドラマの一つで何度も見ているのだが、新たな発見があった。今までは主人公中心に見ていたのだが、今回、父親役の田中邦衛の演技に心を奪われた▼今までも、その迫真の演技には目を見張るものがあったが、今回、子供たちに対しての愛情の表現の仕方に衝撃を受け、改めて、演出と脚本の素晴らしさを実感した。今はキャスティングで視聴率を稼ぐのが主流のようだ。中身で勝負の「本物のドラマ」はもう出てこないのだろうか。
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