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片隅抄

2019.08.15

2019年08月15日(木)更新
「玄倉川水難事故から20年」という記事を昨日、ネットで見つけた。神奈川県の玄倉川の中州でキャンプをしていたグループが、増水で再三の避難の指示に従わず、13人の尊い命が奪われた事故だ▼当時、特別な思いでそのニュースを見ていたことを思い出した。高三の夏、山岳部の合宿で飯豊連峰を縦走した。下山した山形県・小国町の河川敷で一泊することになった。下界の水辺でのキャンプ、楽しいひとときになるはずだった▼夜の10時ごろ、「ウー、ウー」とサイレンが鳴り響いた。上流のダムの放水のサインだ。増水してくるのはわかっていた。避難準備を始めたものの、まだ大丈夫という過信があった。あっという間にテント内に浸水し、着の身着のままテントから引き揚げた。全てがびしょびしょになったものの無事だった▼自分の命は自分で守る。ある意味自己責任と言える。ただ、そこには必死に救助しようとする人たちがいることを忘れてはならない。
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