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片隅抄

2019.05.14

2019年05月14日(火)更新
平成から令和に元号が変わり2週間たつ。粛々と公務、宮中祭祀に臨む新天皇陛下の姿がテレビで伝えられる。国民と寄り添うことを旨とするが、最近の痛ましい交通事故にも心を痛めていることであろう▼先日、郷土史を研究する四倉町の知人から、電話をいただいた。ある話題を終えたあと、「上皇后さまのお父さんがいわき市に来られたの知ってますか」と話が続いた。不明を恥じながら、さっそく調べてみた▼昭和37年5月25日付の本紙社会面に「正田英三郎氏も会葬」と2段見出しが確認できた。記事の内容は東京でも一、二を競う製パン店創業者の告別式に取引上の関係で参列したという。場所は四倉町の如来寺。当時、日清製粉の社長であった正田氏なら納得がいく▼だが、今でも耳にするパンメーカーの基礎を築いたのは四倉町にいたとは知らなかった。歴史に埋もれた1ページがふとしたことで明らかになる。活字文化の重要性を再確認した。
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