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片隅抄

2019.05.07

2019年05月07日(火)更新
「ひきこもり」と言う言葉が、世間で使われるようになって久しい▼社会とのかかわり合いが極端に減り、自宅や自室から出られない人のことをいう。当初は若者に多かったが、今は中高年の人たちが、ひきこもりになるケースが増えている。40~64歳を対象にした内閣府の調査によると、半年以上、家族以外と交流せず、自宅にひきこもる人が全国で約61万人もいるというから驚きだ▼雇用が65歳まで延長される時代にあって、40からの人たちはまさに働き盛り。そんな人たちが社会とのつながりを否定し、自宅にひきこもってしまうのは、労働力不足が叫ばれる日本において、大きな損失と言える▼職場での人間関係がうまくいかないなど、原因は人それぞれだろう。心の病だけに解決は個人と言ってしまえばそれまでだが、61万という数字を見る限り、個人の問題では済まされない。社会問題の一つとして、行政も解決のための何らかの支援を打ち出すべきではないか。
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