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片隅抄

2019.04.20

2019年04月20日(土)更新
岩手県久慈市で、高校生が恐竜ファンに人気の肉食恐竜ティラノサウルス類の歯の化石を発見したという▼見つかったのは今から約1億年ほど前、恐竜時代が終焉を迎えつつある中生代白亜紀後期の地層から。いわき市でいえば、フタバスズキリュウや巨大アンモナイトが出た双葉郡広野町との境に限定的に分布する双葉層群と同じ時代の地層だ▼フタバスズキリュウを発見した鈴木直さんは、内郷の自宅から大久町まで出かけ、沢べりの石を何年もかけてハンマーで割りながらコツコツ調べ上げたのに対し、今回の場合は遠足で訪れた博物館で採掘体験をしていて見つかったという。市アンモナイトセンターの体験発掘現場から世紀の発見、ということだろう▼化石に限らないが、専門の資料をそろえた学べる施設が身近にあり、実際に体験できる現場があり、さらに経験豊富で教え上手な専門家がいつもいる。こうした土壌が子どもたちの興味を育て上げるのだと思う。
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