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片隅抄

2019.04.08

2019年04月08日(月)更新
川前地区の北部、市内第二の高峰・鬼ケ城山(887㍍)の中腹にある「いわきの里鬼ケ城」では今、桜の開花を前にミズバショウが咲いている▼しかし道路沿いに「ミズバショウ園」の看板があり、遠目に白い花は見えるものの、土手下約10㍍にある沢で咲くミズバショウまで行く道がない。転がり落ちそうな急な斜面を下りて沢まで行ったが、手入れが行き届いておらず、人に見せるような園ではなかった▼尾瀬と同じような高冷地だからこそ咲いているのだろう。狭いながら、市内の自然の中でミズバショウの群生地を見られる場所などほかに知らない。ならば、鬼ケ城を美しく彩る桜並木が満開になる前の花の名所にできるのではないか▼これは市指定天然記念物、三和町の「差塩湿原」にも言える。初夏、希少植物ミツガシワを見るための木道が腐食して立ち入り禁止になって久しい。しかも乾燥化が進んでその数も激減している。高層湿原の花たちが泣いている。
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