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片隅抄

2019.03.05

2019年03月05日(火)更新
先日、実家の通話契約を解除した。両親の死後から3年、電話機を外したままにしておいたが、基本料金がかかるので止めることにした。毎月千数百円も年月がたつと、それなりの金額になっている▼高齢者を狙った「なりすまし詐欺」が後を絶たない。早朝、NHKの番組内では、被害事例を挙げ注意を喚起している。その内容は第三者からみれば安易すぎる感じがするが、当事者に責任はない▼実家にも以前、不審な電話がかかってきたと聞いたが、耳が遠かったせいか会話にならなかったという。詐欺電話の手口も巧妙かつ凶悪化する。事前に現金の有無を確認した上で自宅に押し込み、さらに命を奪う。まさに強盗殺人である▼『鬼平犯科帳』では、本筋の盗賊が掟とする「殺さず、犯さず、難儀するものは盗まず」と記される。現代の詐欺グループに小説の世界と同列にする気はまったくないが、血も涙もない輩には必ずや厳しい鉄ついが下されるであろう。
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