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片隅抄

2019.01.08

2019年01月08日(火)更新
いわき市には文化施設や文学、歴史施設は数あれど、科学施設がない――と憂いている▼何度もこの欄で不満をぶつけてきたが、市文化センターにあった名ばかりの科学展示室やプラネタリウムが無くなった今では、例えば福島高専やアクアマリンふくしま主催の講座や天文同好会が定期的に開いている天体観測に参加するなど、科学に触れあう機会は少ない▼先日、宮城県角田市に行ってきた。ここには宇宙ロケットのエンジン開発をするJAXAの角田宇宙センターがあるが、地元の子どもたちは実物大のHⅡロケットがあるスペースタワーコスモハウスという施設で、常時宇宙と触れあうことができる。日本宇宙少年団という組織に加盟でき、親子宇宙教室などの講座が頻繁に開かれている▼新しい時代に生きる子どもたちに必要なのはお城の〝櫓〟ではなく、先の時代を見すえるヒントを与えてくれる科学施設なのだと思う。49㍍のロケットを見上げながら実感した。
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