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片隅抄

2018.10.09

2018年10月09日(火)更新
ここ数日間、市中学新人野球大会の取材に当たった▼夏場に取材した高校野球と比べれば体格はもちろん、スピードやパワーなど見劣りする部分は少なくない。ましてや1・2年生だけの〝新人〟だ。判断ミスがあれば、技術面での初歩的なミスも出る。むしろ完成度の高い選手はまれである▼夏のシーズンが去って、来季に向けての雌伏の時期、監督さんたちの心境はいかばかりかと思う。試合中、単純なミスをした未熟な選手に向かって大声で怒鳴る監督もいる。〝罵声〟ととってもいい。それも指導法の一つなのだろう。が、そばで聞いていて耳触りがいいわけはない▼そんなとき、箕島高校で采配をふるった尾藤公監督の〝スマイル〟を思い出す。むろん練習中は鬼気迫るものがあるのだろうが、試合中は選手にのびのびプレーさせる指導者としてのゆとりがそこに見えた。選手個人のイマジネーションに富んだプレーとは、そういうところから生まれるのではないか。
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