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片隅抄

2018.10.06

2018年10月06日(土)更新
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設が争点の一つとなった沖縄県知事選挙は、移設阻止を訴えた玉城デニー氏が、経済振興を掲げた佐喜真淳氏を破って初当選した▼沖縄の米軍基地問題の根っこは深い。普天間は危険だから早く移設してもらいたい。だからといって辺野古移設にも反対する。住民の意思は明確だ。基地を置く代わりに国が経済の振興を後押しすると申し出るのだが、これも県民にとっては背に腹代えられない条件に違いない▼沖縄の基地問題を考えるとき、福島県の原発問題に思いを馳せてしまう。原発は廃炉となるが、敷地内に大量にたまったトリチウムを含む汚染水をどうするかが深刻な課題となっている。「海洋投棄をしても問題はない」? 冗談ではない▼汚染がどうこうより、海洋投棄自体が常磐沖に再び深刻な風評被害をもたらす。沖縄の基地、福島の汚染水。引き取り手はおらず、さりとていつまでも放っておけない。国の介入はあるのか。
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