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片隅抄

2018.10.04

2018年10月04日(木)更新
今ではあまり聞かれなくなったが、「伝言ゲーム」という遊びがある。ある文言を次の人に耳打ちして、それを順番に繰り返す。最後までいかに正確に伝えるかを競う遊びだ▼大抵は正確には伝わらない。それを称して、人の噂話などを「伝言ゲーム的」と揶揄することもある。つまり、人の噂はあてにならないということだ。▼先日それを象徴するようなことがあった。「並木通りに老人ホームができるらしいよ」そんな話を聞いた。小社を含む並木通り地区は、再開発を控え、準備組合が設立されている。シニア向けマンションの建設は計画されているが、老人ホームの予定はない。与えられた情報に個人の思い込みが加えられた結果かもしれない▼そこに悪意は感じられないが、「デマ」を安易に信用し、まことしやかに広まって行くことがある。震災後の風評被害がいい例だ。いわき市民は被害者だが、状況が変われば加害者にもなり得る。情報の扱いには注意が必要だ。
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