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片隅抄

2018.09.08

2018年09月08日(土)更新
ささやかながら、1本分のろうそくに愚息から父へ、44年間の人生への祝福と労いの気持ちを込めた▼去る6日は老父の88歳の誕生日。2本のろうそくは、小さなバースデーケーキに88本ものろうそくを飾れない…というより、長年肺気腫を病む父に、もはや炎を消すほどの元気もないだろうという配慮からだが。案の定2本のろうそくを、父は3度息を吹きかけて消した▼日本人の昨年の平均寿命は過去最高となる男性81・09歳、女性87・26歳。弊社に各地の葬祭場から届く通夜・告別式の案内ファクスを見てもその多くは90歳近い。戦後間もない昭和22年は男性50・06歳、女性53・96歳だから、長生きになったものだ。死因の多くは癌などの悪性新生物、心疾患、肺炎、脳血管疾患だという▼最近は、体が思うように動かなくなった父の入浴の世話もするようになったが、さすがの愚息も「少しは親孝行できたかな?」と思う。来年も誕生祝いをできるか、楽しみではある。
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