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片隅抄

2018.08.31

2018年08月31日(金)更新
昔、とりためたビデオテープが実家に山積みになっている。かつて社会を恐怖に陥れた幼女誘拐殺人犯の趣向とはまったく違い、ドラマ、映画などがほとんど▼その中でも、昭和53年放映の「白い巨塔」は秀逸もの。もっとも当時録画したものではなく、のちのCS再放送分である。ここ数日見ているが錚々たる俳優陣の顔ぶれとともに、医学界の内幕などが興味深い▼主人公の外科医は己の実力にうぬぼれ、保険扱いの患者をぞんざいに扱う。さらに胃噴門部がんの早期発見を過信した揚げ句、肺転移を見逃し死に至らしめる。事態は裁判に発展するも権謀術数を駆使し、一審を勝ち得る▼物語はさらに続くが、ラストは相当重苦しい。さて昨日、総合病院で年1回の健康診断を受けた。体の故障が出ても不思議ではない年だが、検査には気が進まない。日頃から飲酒、喫煙はもとより濃い味、辛さを好む。なおのこと「白い巨塔」の医療シーンが身につまされる。
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