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片隅抄

2018.08.22

2018年08月22日(水)更新
お盆前の最後の日曜日、墓掃除に行って来た。いつも静かな墓地も、この日ばかりは掃除に訪れる人でにぎわっていた▼伸びた雑草を取り、ぬれた雑巾で墓石に付いた汚れを落とす人を見ると、先祖を敬う気持ちが次の世代にも、引き継がれていることを強く感じる▼その一方で、祖先の墓を管理する墓守をする人がいない、無縁仏が全国で増えていると聞く。抄子の家の墓は市営霊園で、全区画に墓石は立っているが、中にはほとんど手入れされていない墓もある。少子化によって跡継ぎがいない、子どもが遠方に居て、墓参りや墓の手入れにだけ帰ることができないなど、さまざまな理由からだ▼そんなことから生前、寺に永代にわたって供養と管理を委託する人が年々増えてきている。墓守の高齢化が進み少子化で後継者がいない地方では、今後もこういったケースが増えていくに違いない。それもいたしかたないが、先祖を敬う気持ちが薄れるようで、何とも寂しい。
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