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片隅抄

2018.08.08

2018年08月08日(水)更新
台風の影響で、今日いわき駅前大通りで予定されていた「いわきおどり」が中止となった。いわきを代表するお祭りだけに残念だ▼ところで73年前、その平の町が一瞬にして焦土と化したかもしれない。このことを知る人はもうわずかな人たちで、歴史の一つとして語られているにすぎない。終戦の年の7月26日午前9時、平一小上空に飛来したB29爆撃機から投下された爆弾によって、教諭3人が死亡、60人が負傷し校舎は全壊した▼実はこの爆弾は長崎に落とされた原爆と同型、同重量の爆弾で、広島、長崎に投下するための練習用模擬原爆だった。もしこれが本物なら、言語に絶する惨禍は、いわきの地でも起きていた。平一小では模擬原爆投下日に合わせて、「鎮魂の儀」を行い、犠牲者の冥福を祈っている▼明日は「長崎原爆の日」。いわきの人たちが今こうして、笑顔で幸せに暮らせることを喜び、いわきの地からも反核、反戦のメッセージを世界中に発信したい。
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