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片隅抄

2018.07.31

2018年07月31日(火)更新
先日亡くなった俳優加藤剛さん、脚本家橋本忍さん。2人の接点は、松本清張原作の映画『砂の器』。昭和30年代が背景になっているが、映像ではもっと下る。内容ではハンセン病が描かれているため、公開までには紆余曲折があったという▼国鉄の停車場で発見された男性の遺体。被害者の顔は判別がつかないほど殴られていた。よほど深い怨恨があると思われたが、捜査は難航を極めた。唯一の手がかりは事件夜、被害者と若い男がスナックで交わした言葉「カメダ…」▼ここからストーリーが動き出し、犯人の過酷な出自から被害者との関係までが明らかになる。有名な映画のため解説は不要だが、顔面を鈍器のようなもので殴り、無残にも死に至らしめた平鎌田の高齢女性殺人事件発覚から10日が過ぎた▼時間経過とともに詳しい状況が明らかになってはいるが、犯人逮捕につながる有力な手掛かりはまだ。安全・安心の地域社会を揺るがす事件の早期解決を願う。
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