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片隅抄

2018.06.012

2018年06月12日(火)更新
先日、全国紙を読んでいて、目を疑うような記事が載っていた▼在職老齢年金制度によって、60歳以上の厚生年金受給者が働いて一定以上の賃金を得ている場合、年金を減額、停止する。この減額幅の縮小を検討しているというのだ。今は60歳で定年を迎えても、再雇用によって65歳まで働けるようになった。と言っても、本音では働きたくない、残りの人生を楽しみたいのが本当のところだろう▼ところが国の借金が増え、本来、年金など社会保障に回るべきお金が、借金の返済に充てられてしまっている。そのため老後の生活の不安から働かざる得ない人が少なくないのだ。定年後も身を削り働いた結果が年金の減額。ここまでくると笑うしかない。安倍政権の経済政策の失敗のツケを、国民が払わされているとしか思えない▼高齢者の働く意欲をそがないようにと、減額幅を縮小というが、何をか言わんやだ。身を切る改革というが、切らされるのはいつも国民ばかり。
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