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片隅抄

2018.05.26

2018年05月26日(土)更新
会津若松市河東町にある会津藩校日新館が設立されたのは1803年。現在は当時の建物が忠実に再現されている。案内のおじさんから「ならぬものはならぬものです」に代表される会津っぽの精神『什の掟』について話を聴く機会があった▼いわき市にも藩校があった。古い順に磐城平藩の施政堂(のち佑賢堂)、湯長谷藩の致道館、泉藩の汲深館。このうち嘉永5(1852)年設立の汲深館は現在も町の剣道場として受け継がれ、屋根には藩主・本多家の家紋〝立葵〟がくっきりと記されている▼場所は幕府老中を務めた忠籌公をまつる泉神社の境内。『什の掟』ならぬ「体力、気力を練り忍耐強くなること」など5つからなる『道場訓』がある。藩校からの歴史が今も息づく汲深館に敬意を表する▼3藩の藩校を復活させ、現在の青少年育成に生かすことはできないかと考える。子供たちに体力・知力さまざまな経験を積んでもらう場として。文武両道、大いに結構だ。
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