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片隅抄

2018.05.12

2018年05月11日(金)更新
先日、BS放送で「戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件」を見た。放映された昭和54年6月以来、実に40年ぶりだった。過去1、2度関東圏で再放送があったと記憶するが時代背景、プライバシーなどから長らくお蔵入りになっていた▼原作は本田靖春さんの『誘拐』。こちらは何度も読み返すほど、真に迫ったドキュメントだ。昭和38年3月31日、東京・台東区入谷で発生した幼児誘拐事件。犯人は本県出身の時計職人。事件前、旧平市で勤めていることから、同40年の逮捕時には本紙にも詳細が伝えられている▼この番組では、若き泉谷しげるさんが犯人役を演じている。借金に追われ無心のため故郷を訪れるも、はかばかしくなく野良犬のように田畑をさまよった揚げ句の凶行がリアルに描かれ、見ているこちらも重い気分になった▼新潟県で発生した女児殺人事件もしかり。この残虐な行為に強い憤りを覚える。悪事を犯し、のうのうと逃げおおせるわけがない。
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