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片隅抄

2018.04.10

2018年04月10日(火)更新
自慢ではないが平の街なかで生まれ育ったせいか、小さいころから買い物、娯楽の利便性には恵まれた。夏の一大イベント「平七夕まつり」も家の前の本町通りで時間を気にすることなく見物できた▼その分、庭付きの家で遊ぶことはなく、ほかの人がうらやましかったものだ。歩いてすぐ近くに今も映画館がある。現在「ポレポレいわき」という名称だが、こちらは「世界館」がしっくりくる▼4歳ごろ、木造の旧館で初めて映画を見た。大映「ガメラ」「大魔神」の2本立て。今でも怖く衝撃的なワンシーンが記憶にある。以来、まんがまつり、戦記もの、怪獣など好みの作品が上映されるたび足を運んだ▼小名浜港後背地の大型商業施設オープンに伴い、この映画館を取り巻く状況が人の口にのぼっていたが、規模は縮小されるものの営業存続が決まったようだ。レンタルが幅を利かす現在、収益を上げるには容易ではないが英断した心意気になんとか応えたい。
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