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片隅抄

2018.02.03

2018年02月03日(土)更新
猪苗代町の小学生が本県の「雪だるま親善大使」となり、ふるさとに積もった雪を、発泡スチロール製の小さな雪だるまや遊び用として箱に詰めて空路、沖縄県へ向かった▼両県の交流事業の一環だが、「沖縄に雪のプレゼントをする」と聞くと、震災から間もない年に、福島第一原発からはるか遠い青森県の雪を、沖縄県の一部の住民が放射能による影響を心配するあまり拒否したというニュースを思い出す▼その中に本県から自主避難した人たちがいたと聞いて、当時は複雑な心境になったものだ。青森県側の善意を無駄にしたこと。沖縄県の子どもたちをガッカリさせたこと。そして、原発事故がいったいどれだけ人体に影響を及ぼしたのかという言い知れぬ不安▼今回福島県の雪が沖縄県に受け入れられたもまた〝復興〟の表れだ。しかし、その子どもたちに原子力発電のこと、放射線のことなどをどれだけ正しく教育してきただろう。こうした科学の教育も必要だ。
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