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片隅抄

2017.12.22

2017年12月22日(金)更新
旧態が一新した明治初頭、アジアの小国だった日本が欧米列強の一角に連なるまでを壮大なスケールで描いた司馬遼太郎著『坂の上の雲』。有名な書物だか、恥ずかしながらいまだ拾い読み程度である▼平成21年から2年間、NHKがロングラン放送した3部作全13回は見た。司馬作品の映像化だけに時間と製作費をかけたのだろう。豪華な役者陣、迫力のロケ、CGを使った戦場シーンがなかなかの出来栄えだった▼その中で、日露戦争時の旅順港閉塞作戦では後に軍神と称された広瀬武夫海軍少佐(死後中佐)の戦死場面がある。戦闘時、船内に残る部下杉野孫七上等兵曹を捜す中、敵弾に倒れたのだが、ここに本市の兵士もいたという▼地域学講座「四倉学」が2月から全4回開講する。第2回では「いわきにもいた『坂の上の雲』」と題し、四倉町出身の菅波政次二等兵曹を取り上げる。浅学のこちらは知る由もないが、いかなる人物であったか興味は尽きない。
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