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片隅抄

2017.11.25

2017年11月25日(土)更新
ラグビーのスクラムはレフェリーの「クラウチ、バインド、セット」の掛け声で身をかがめ、組んで、押す。野球は主審の「プレーボール」のひと声がなければ試合が始まらない▼ホイッスル、ゴング、ブザーなど、音が人の声に変わる場合もある。日本の武道である柔道や剣道の「始め!」は国際用語にもなっている。アマチュア相撲の立ち合いは審判の「はっけようい(発気用意・揚々)残った」で始まる▼だが、プロの大相撲は行司の「時間です」「待ったありません」から軍配を返し、腰を下ろした力士同士が呼吸を合わせて立ち上がったのを見て「残ーったッ」で始まる。昔は両者の気合が早くから充満し、富士桜―麒麟児戦など制限時間前に立った取組もよく見られた▼国技大相撲独自の、阿吽の呼吸によるスタートだ。こういう美しきよき伝統が今に残っている。それなのに日馬富士騒動の土俵外の醜態ときたら…。相撲協会の隠蔽体質、どうにかならないか。
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