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片隅抄

2017.11.04

2017年11月04日(土)更新
〝3ケタ国道〟の呼び名の陰には、「国道のくせに県道、市道にも劣る整備不良の道」という侮蔑の意味が込められている。中には車が通れない〝階段国道〟さえある▼市内には勿来町から棚倉町、白河市、只見町へと向かう289号。三和町の北部で49号と交差して古殿町と小野町をつなぐ349号。そして平市街地を出発、小川町から川内村を北上しながら山形県に出る399号がある▼いわき市内では289号と349号がひと足先に整備されたのに比べ、標高の高い阿武隈高地を縫うように走る399号は整備が遅れた。昭和50年代初め、取材で小川町最北の戸渡地区に向かおうとして、車1台分くらいの道幅、未舗装で、九十九折りの急坂を上ったのが懐かしい▼その後、拡幅と同時に谷間をつなぐ立派な橋りょうが完成。今はトンネル工事が進んでいる。草野心平ゆかりのいわきと川内を結ぶ高原道路。もう3ケタ国道とは呼ぶまい。〝心平ロード〟と名づけては?
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