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片隅抄

2017.10.2

2017年10月02日(月)更新
朝青龍と白鵬。話題豊富なこの2人に比べて、同じモンゴル人横綱なのに地味な存在は日馬富士だ。休場力士が相次いだ秋場所では一人横綱として9回目の優勝を飾ったが、成績は11勝4敗だった▼この場所は大関の豪栄道が序盤から快進撃、千秋楽前にも優勝確実――と言われていたが終盤失速。千秋楽では日馬富士が本割り、決定戦と豪栄道を破って優勝をさらってしまった▼テレビを通しても優勝への執念の違いは明らかで、「豪栄道はしばらく立ち直れないでしょう」とは解説・北の富士さんの言葉。右四つで寄り切って優勝した体勢のまま、日馬富士は右手で豪栄道の背中を2度軽くたたいたのをビデオで知った。「残念だったな。また頑張れ!」。そう激励しているようだった▼週末に行われた市中学校新人野球大会の応援席から、ミスした選手に大きな声で「アホーッ!」のヤジが飛んだ。おいおい、それはないだろうよ。日馬富士の優しい右手がふと浮かんだ。
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