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片隅抄

2017.09.14

2017年09月14日(木)更新
最近は、芸能人や政治家のゴシップ記事が目に付く週刊誌だが、そんな中にあって、ほっと気持ちが安らぐ記事を見つけた▼その内容は、元プロ野球選手の鈴木康二朗さんの今を取材したもの。名前を聞いて思い出す人も少ないかもしれない。王選手に756号ホームランを打たれた投手、と言えば思い出す人も多いかもしれない▼昭和52年、大記録にあと1本と迫った試合に先発した鈴木投手。逃げるのは嫌だと勝負球が真ん中に入り大記録が生まれた。誰よりも対戦投手を気遣うことを知っていた鈴木選手は、打たれたことでダメになったら迷惑がかかると思うようになったという。その年も翌年も、二けた勝利を挙げ、ヤクルトの日本一にも貢献した▼その鈴木投手、お隣の北茨城市出身で、今は地元で暮らしている。あの事があったから後の選手生活を頑張れたと締めくくられていた。大記録の陰に深くいい話があったのだ。改めて記録の偉大さを実感した瞬間だった。
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