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片隅抄

2017.08.01

2017年08月01日(火)更新
クマに代表されるように、人間が野生動物の生活領域を荒らし、保たれていた棲み分けの均衡が崩れたため、山里や住宅街に出現する事態に陥っている▼動物にとってはいい迷惑だ。ヤマカガシに噛まれた小学生は、毒ヘビの恐ろしさを知らなかったのだろう。でなければ、素手で捕まえて無理やりカバンに入れたり・出したりしない。噛まれた傷口を公園の水道水で洗って事足れり、などと悠長に構えられない▼首に巻ける観光地のニシキヘビとは違うのだ。こんなまさかの予期せぬ事態。彼の両親も、学校の先生も、近所のおじさんも、毒蛇の怖さを教えていなかっただろう▼しかしクマやスズメバチと同様に、ヘビもまた人間と鉢合わせになりやすい危険な生き物だ。遭遇したらどうするのが一番いいのか、ケガをしたらどんな応急処置をとればいいのかを教えるのはまさに〝命の教育〟だ。この欄で繰り返し主張する。そのためにも、いわきに博物館が必要なのだと。
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