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片隅抄

2017.05.27

2017年05月27日(土)更新
常磐線駅の一ついわき寄りに小木津駅がある。この近くの小木津山自然公園できょう、「小木津山森フェスタ」が開かれた。ここはアカマツの自然林とナラ、クヌギの雑木林に囲まれた日立市民の憩いの場で、自然環境に触れ、森について学ぶことができる▼同じ1次産業であるのに農業、水産業と比べ林業への関心は希薄だ。田畑や海に行くことはあっても山に分け入ることはまずない。米や野菜、魚介類は毎日の食卓に上るものだから収穫・漁獲量や値段の動向は気になるが、30年もののスギ1本がいくらか気にする人は少ない▼いわき市の林野面積は市全体の約7割を占める。しかし、いま森林がどれだけ荒廃し、林業従事者の高齢化と担い手不足に苦慮しているか、当事者以外に関心を求めることは難しい▼森フェスタのような、市民が実際に山に入ってみる機会を設けることは、林業が抱える問題解決の第一歩ではないだろうか。まず人々の目を向けさせることだ。
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