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片隅抄

2017.02.28

2017年02月28日(火)更新
2月もきょうで終わり、あすから3月。日々の業務に追われながら、月日の早さを実感する。すぐさま県立高校、公立小・中学校の卒業式が行われる▼三寒四温が繰り返され、春独特の陽気を感じる頃となるが、どうしても「3・11東日本大震災」を忘れることはできない。あの日の出来事がいまだ鮮明に覚えているのも、中学校の卒業式だったことも大きい▼もちろん式当日、地震が直撃したわけではない。無事終了した午後に発生した。当時居合わせた南地区の交差点で激しい揺れに襲われたのち、偶然通りかかった他社の記者と山間部などに逃避した▼春が巡るたび、いい年をした大人が感傷とも、辛苦とも取れる感慨にふける。あれから6年たとうとしているが、大震災の影響で起きた東電福島第一原発事故は今も暗い影を落としている。他県で見られる避難者に対する見当違いの偏見、目に余るいじめなど。他者の痛みを感じなくして、何が「絆」だろうか。
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