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片隅抄

2017.01.21

2017年01月21日(土)更新
58歳になる友人がいる。実年に入ってから離婚を経験した、いわゆるバツイチである▼子供はいない。両親も既になく、きょうだいはみな遠く離れて住んでいて顔を合わせる機会もない。夫婦間・妻の実家とのいざこざを脱した代わりに、彼は今一軒家で孤独な日々を送っているわけだ▼夫が定年退職したのを機に妻から離婚を切り出される、あるいはその逆の熟年離婚が25年前に比べ7割も増えているという統計がある。夫婦もしょせんは他人。たまりたまった不満が定年を機に爆発し、老後は別々に人生を楽しもうという選択だ▼数年前から「街コン」が各地で催されている。合コンと婚活を合わせた公式な出会いの場で、そこからカップルが生まれている。しかし参加者は20~30代が中心、40歳を超えるとなかなかその輪に加われない。50~60歳ならなおさらで、離婚・死別したあとの出会いの場もまた必要なのではないだろうか。「熟コン」。人生は長いのだから…。
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