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片隅抄

2016.12.20

2016年12月20日(火)更新
「近ごろ昔から受け継がれてきた年中行事が各家庭からなくなりつつあることは、とても残念なことだ」▼わが家では86歳の老母が毎年、昔ながらのやり方で『えびす講』を行っている。幼少時からその慣習を見てきたので当たり前だと思っていたら、冒頭のセリフの主で、平・大国魂神社宮司の山名隆弘さんから「これからも絶やさないでほしい」と激励された。山名さんは毎年、本格的なえびす講行事を市民に披露して伝えている人だ▼市暮らしの伝承郷は毎年、12月下旬から園内の古民家などで「いわきの年中行事~正月行事~」を開いている。そこで見られる〝オトコギ〝や〝節木〟といった正月行事に欠かせない言葉の意味を知る人はどれだけいるだろうか▼一般家庭からこうした年中行事が消えてしまうと、公の場か民俗学の書物でしかお目にかかれなくなる。あなたの家庭では年神様をどのように迎えていますか? 季節を感じ取る心を大切にせねば、と思う。
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