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片隅抄

2016.11.28

2016年11月28日(月)更新
22日朝、いわきを激しい地震が襲った。自宅は沿岸部、警報では30分後の津波到達を告げ、すぐに避難を呼び掛ける防災行政無線が響いた▼急ぎ外に出て、隣近所で声を掛け合う。そして高齢者世帯の安否などを確認しながら、それぞれに高台への避難を開始した。5年8カ月前の経験があってこその迅速な行動だった▼避難した高台では「5年が過ぎ、少し安心していたのに」という声の中、「災害に対する意識を風化させてはいけない、油断するなという教えかもしれない」と、防災への心がけの大切さを再認識する人もいた▼一方、気になったこともある。高台へ避難の際、多くの車が数珠つなぎ状態になったことだ。お年寄りなど徒歩での避難が困難な人も多いとは思う。ただ、皆が一斉に車で同じ方向に向かう列の中にいて、警報通りの時刻に、もし大津波が襲ってきたとしたなら、全員の無事が確保できるか――不安がよぎった。考えるべきことはまだまだ多い。
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