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片隅抄

2016.10.25

2016年10月25日(火)更新
新潟市は信濃川にかかる有名な万代橋のたもとに「にいがた文化の記憶館」という施設がある▼新潟県にゆかりのある文化人―良寛、前島密、小川未明、会津八一、三波春夫ら―を一堂に紹介し、その人物を輩出した地域の歴史や風土にも踏み込み、関連する講演やイベントを開いている▼市文化センター1階にいわきゆかりの偉人を紹介するコーナーができ、第一弾として安藤信正、天田愚庵、片寄平蔵、沢村勘兵衛、祐天上人のパネルが並んでいる。コーナーの設置に当たった市職員が「今の子どもたちはいわきの偉人のことを知らなすぎる」と嘆いていたが、大人だって怪しいものだ▼ただでさえ存在感の薄い〝科学展示室〟の片隅に間借りしてパネルを置いたところで、どれだけ人の目に触れ、偉人に関心をもってもらえるか。小冊子「いわきの人物誌・上下」など好著があるのにもったいない。市立博物館がないツケが、こんなところにも表れているのではないか。
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