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片隅抄

2016.09.27

2016年09月27日(火)更新
25日の日曜日、会津若松市内で「会津まつり」最大の呼び物となる『会津藩公行列』が開かれた▼そのまつりの拠点となった鶴ケ城は城下町会津若松のシンボルでもある。この城を初めて見たのは小学6年のときの修学旅行。戊辰戦争で落城した城が再建されてまだ6年目のことだった。あのときの驚きは今も忘れられない▼磐城平城本丸跡に三階櫓が〝再建〟された。一夜城と聞いて、プロジェクションマッピングや安っぽい芝居の書き割りのようなものを予想していたが、絵には違いなくともどうしてどうして立派なものである▼本丸跡での本格的な再建計画が基礎工事途中でとん挫した過去の苦いいきさつを知らない人は「あれ何?」と思うだろうが、いわき駅裏に現れた一夜城が磐城平城の史料に描かれた絵をそのまま再現したようでほほえましい▼しかしシンボルたるにはやはり建築物でなくてはならない。今回の絵の一夜城が本格的な再建の一歩となることを願う。
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