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片隅抄

2016.07.26

2016年07月26日(火)更新
早朝から陰惨なニュースが飛び込んできた。きょう未明、神奈川県相模原市の障害者施設に刃物を持った男が侵入、入所者を刺すなど、これまで20人以上が死傷するきわめて残虐な事件が発生した▼報道の範囲では施設の元職員が犯行におよび、すでに自首しているというが動機を調べる次元の話ではない。個人による大量殺人は昭和13年、岡山県津山市の村落で起きた「津山三十人殺し」がある▼村の青年が日本刀、斧、猟銃を凶器に一帯の民家を襲い、おびただしい犠牲者を出した横溝正史『八つ墓村』の下敷きにされた事件としても知られる。当時の犯人は自殺を遂げ、詳しい動機は解明されずおどろおどろしい話が流布されている▼外国での銃乱射による無差別殺人も国内に限っては、刃物に置き換えられよう。利己的な恨みつらみを無抵抗の人間にぶつける愚かさ。セキュリティーももはや意味をなさないが、模倣するような輩が出ないようにすべきだ。
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